GenTA

機能と使い方

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  • 機能と使い方

GenTAは Chatモード と Botモード の2つのモードで動作します。Chatモードは自由に指示や質問を行いChatGPTと対話するモード、BotモードはあらかじめChatGPTに実行させるタスクの条件や役割を設定しておくモードです。
ファイルアップロードや音声対話機能は両モードで使用できる機能です。

Chatモード

BOTを使用しないモードです。メインウィンドウの左上にあるトグルボタンで、モードを切り替えることができます。

モデルとパラメータの設定

言語モデルを選択します。

その他パラメータを設定します。パラメータの詳細については「ChatGPTのヒミツ」をご覧ください。

音声の設定

「ボイス」を設定します。ボイスの詳細については「音声で対話する」をご覧ください。

読み上げスピードの変更が可能です。0.25〜4の範囲で調整します。標準スピードは1です。

ChatGPTとの対話

ユーザーメッセージを入力します。ユーザーメッセージの入力方法には、以下の3つがあります。

テキストの入力

メッセージを入力すると、「送信」ボタンが表示されます。この「送信」ボタンをクリックするか、「Shift + Enter」キーを押すことで、AIにユーザーメッセージを送信できます。

メッセージの受信中、「中断」ボタンが表示されます。受信を中止したい場合は、このボタンをクリックしてください。

メッセージは以下のように表示されます。メッセージを受信したら、メッセージ入力エリアに「再送」ボタンと「消しゴム」ボタンが表示されます。

「再送」ボタン:前回送ったユーザーメッセージを再送信します。異なる回答、候補を得たいときに利用します。

「消しゴム」ボタン:メッセージのストックを消去します。

メッセージのコピー

メッセージをクリップボードにコピーする場合は、各メッセージの右部にある「コピー」ボタンをクリックします。

メッセージの削除

新しい話題に移る際は、画面右上の「ゴミ箱」ボタンでメッセージをクリアしてください。

メッセージを残したままだと、会話するたびに過去の全てのメッセージも一緒にAIに送られてしまいます。この場合、過去の内容が今回の会話に影響してしまうため、回答の質が下がる可能性があります。また、APIの料金は使用量に応じるので、コストが急激に増える可能性があります。

音声対話

音声の設定

「ボイス」を設定します。OpenAIが提供する6つの音声から選択します。選択した音声でメッセージを読み上げます。読み上げスピードの変更も可能です。0.25〜4の範囲で調整します。標準スピードは1です。

音声の入力

「マイク」アイコンを使って音声からテキストを入力します。「マイク」アイコンをマウスの左ボタンで押し続けている間、音声が記録されます。

音声の読み上げ

メッセージを読み上げる場合は「スピーカー」アイコンをクリックします。

ファイルアップロード

ファイルのテキストを抽出し、メッセージとして読み込ませたい場合には、ファイルをメッセージボックスにドラッグアンドドロップしてください。

PDF、Wordファイル(*.docx)、テキストファイル(*.txt)に対応しています。テキストファイルはエンコーディングを自動判別します。

モデル調整

ChatGPTには、出力の傾向をアレンジできるパラメータがあります。ChatGPTにやってほしいことに応じて、いろいろ調整してみてください。

Temperature

Temperatureは、ChatGPTの創造性や多様性を調整する値です。低い設定(例えば0.1など)にすると、より実用的で正確な回答を得ることができます。高い設定(例えば0.9など)にすると、よりユニークで予測不可能な回答を得ることができます。

Top P

Top Pの設定は、ChatGPTがテキストを生成する際に考慮する単語の範囲を制限します。例えばTop Pを0.9に設定すると、選択される単語の確率の合計が90%になるまでの単語が候補として選ばれます。単語選択に一貫性を持たせたい場合は低く設定することも有効ですが、通常は0.8以上にしておくのがおすすめです。

Botモード

Botを使用するモードです。メインウィンドウの左上にあるトグルボタンで、Chatモードと切り替えることができます。Botデータをインポートするか新規で作成します。

Botモードとは

事前にシステムメッセージとして前提条件や詳細指示を与えておくことにより、ChatGPTが設定した役割やタスクに応じて対応します。ITサポートから英語教育まで、多様なシナリオに対応可能です。また、テンプレートとして使うこともでき、定型的な仕事でのプロンプト入力の省力化や、チームメンバーとして取り組む業務でのタスクの標準化にも貢献します。

Botデータベース

Botの新規作成

Botを新規作成するには、「メニュー」ボタンをクリックしてから「BOTデータベース」を選択します。

Botデータベース画面が表示されます。「+」ボタンでBOTを追加します。

Botの各項目を設定します。

  • Bot名:Botの名前(メインウィンドウのBOTメニューに表示されます)
  • 説明:Botの説明文(メインウィンドウのBOTメニューに表示されます)
  • システムメッセージ:Botが果たす役割や指示(プロンプト)を入力します。
  • メモ:備考欄、任意のメモを追加できます。
  • アイコン(右上の四角形の枠):Botのアイコン画像や背景色を設定します。
  • モデルのパラメータ、ボイス設定
  • 「メニュー表示」トグルスイッチ:BotをメインウィンドウのBOTメニューに表示するには、「ON」にしてください。

各ボタンの役割は以下のとおりです。

Botのアイコンにはオリジナルの画像を設定できます。png、gif、jpg画像をドラッグアンドドロップするか「アイコン参照」ボタンをクリックして画像を選択します。画像は100x100ドットに縮小され保存されます。

画像を設定しない場合は背景色選択します。これは吹き出しの背景色としても使用されます。

設定が終わったら「確定」ボタンをクリックしてBOTデータベースを閉じます。

Botモードでの対話

Botを選択してメッセージを送信します。

様々な役割を持つBotを作成して、必要なときに簡単に呼び出し、様々な業務、勉強、研究、開発を支援します。

オプション

「メニュー」ボタンをクリックして「オプション」を選択します。

「メッセージ管理」タブ

選択したBotのメッセージの削除やメッセージをExcelに出力することができます。

「Bot管理」タブ

Botデータは、chpファイルとしてインポート/エクスポートすることができます。他の人が作成したBotを使うには、chpファイルを受け取りインポートすることでご自身のGenTAでも同じBotを利用できます。また、ファイルをエクスポートして共有することで、自分の作成したBotを他の人が使うことも可能です。

Botをインポートする際には、上書きを許可するかどうかを選べます。Bot IDが一致する場合、上書きするか無視するかをトグルボタンで選択できます。

メインウィンドウに表示されるBotの並びは、「上」「下」ボタンで変更することができます。

「言語モデル」タブ

メインウィンドウで選択可能なChatGPTモデルを指定することができます。GenTAでは常に最新のモデルを利用できるように、モデル一覧を取得しますが、その際に古いモデルも含まれます。この「言語モデル」タブ設定で、古いモデルを非表示にすることが可能です。

「その他」タブ

会話領域で利用するフォントの設定ができます。上のテキストボックスにはプレビュー用のテキストを入力します。

フォント名、フォントの太さ(ウェイト)、フォントの大きさ(サイズ)を変更することができます。

バージョンアップ

GenTAが更新されると、起動時に下記ポップアップが表示されます。「OK」を押すと、Botなどの設定は変更されることなく自動で更新されます。

その他の機能

ダークモード

メインウィンドウ左下のボタンで、ダークモードの表示にするかどうかを切り替えることができます。システムがダークモードに設定してあるとダークモードで起動します。