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  • 2020.11.24
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第8回Science Cafe 開催(2020年12月18日)

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Science Japan OfficeよりScience Cafeのご案内をさせていただきます。

Science CafeではScience及び姉妹誌にその論文が掲載された日本人研究者の方を講師にお招きし、ご研究内容の紹介のみならず、その発見・成果に至った経緯やマインドセットなど、革新的研究にまつわる貴重なご経験をウェブセミナー形式でお話しいただきました。

毎月1回ライブでお届けする学術的、啓蒙的なウェブセミナー、Science Cafeに是非ご参加下さい。

講演日時

2020年12月18日(金) 14:00-14:40(予定)

講演者: 濡木 理 先生  

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東京大学・大学院理学系研究科

掲載号:Science Advances誌 2020年7月17日号
"Cryo-EM structures of calcium homeostasis modulator channels in diverse oligomeric assemblies"
https://advances.sciencemag.org/content/6/29/eaba8105

掲載号:Science誌 2019年9月13日号
"Cryo-EM structures capture the transport cycle of the P4-ATPase flippase"
https://science.sciencemag.org/content/365/6458/1149

講演テーマ:「クライオ電子顕微鏡解析で見えてきた膜輸送体の分子機構」

2018年7月に東京大学拠点のクライオ電子顕微鏡(Titan Krios、Talos Arctica)が稼働を開始した。この2年半で、我々の研究室だけで30種以上の新規タンパク質の立体構造を単粒子解析で決定している.電位依存性ATPチャネルであるCALHMに関しては、ATP識別機構及びオリゴマー形成機構が明らかになった。Eat-meシグナルであるフォスファチジルセリンを細胞膜表面から細胞質側に反転するP4フリッパーゼに関しては、6状態全ての輸送中間体の構造を解くことに成功し、脂質輸送の分子機構が明らかになった。現在クライオ電子顕微鏡の単粒子解析の特長を活かし、タンパク質のダイナミクスから機能発現のメカニズム解明を目指している。

過去のScience Cafe

第1回:「セレンディピティ」と「ぶれ」と「ずれ」
東京医科歯科大学 統合研究機構 先端医歯工学創成研究部門 創生医学コンソーシアム 教授 武部 貴則 先生

第2回:「スロー地震ってなんだ?」
京都大学防災研究所附属地震予知研究センター 学振特別研究員 西川 友章先生

第3回:「免疫と共生」
慶應義塾大学 薬学部 生化学講座 教授  長谷 耕二先生

第4回:「ヒト進化における大脳皮質拡大の謎の解明に向けて」
慶應義塾大学医学部生理学教室 教授 岡野 栄之先生

第5回:「食と健康ー食・栄養シグナルの分子レベルでの解明ー」
京都大学大学院生命科学研究科 教授/ 東京農工大学大学院農学研究院 特任教授 木村 郁夫先生

第6回:「EGFR(Epidermal Growth Factor Receptor)遺伝子変異陽性非小細胞肺癌におけるがん免疫応答抑制機構の解明」
名古屋大学大学院医学系研究科 微生物・免疫学講座 分子細胞免疫学 教授
国立がん研究センター 研究所 腫瘍免疫研究分野 / 先端医療開発センター 免疫トランスレーショナルリサーチ(TR)分野 分野長 西川 博嘉先生

第7回:「レム睡眠と記憶」
名古屋大学環境医学研究所 神経系分野2教授 山中 章弘先生

Science Café in Japan のご講演者およびご参加の皆様へ

Publisher of Science Family of Journals, AAAS のMr.Bill Moranからのメッセージ

お問合せ先

Science Japan Office 担当:吉川 / 谷 
E-mail: science_cafe@asca-co.com

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