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  • 2020.10.21
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第7回Science Cafe 開催(2020年11月25日)

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Science Japan OfficeよりScience Cafeのご案内をさせていただきます。

Science CafeではScience及び姉妹誌にその論文が掲載された日本人研究者の方を講師にお招きし、ご研究内容の紹介のみならず、その発見・成果に至った経緯やマインドセットなど、革新的研究にまつわる貴重なご経験をウェブセミナー形式でお話しいただきました。

講演日時

2020年11月25日(水) 14:00-14:40(予定)

講演者: 山中 章弘先生  

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名古屋大学環境医学研究所 神経系分野2教授

掲載号:Science誌 2019年9月30日号
"REM sleep-active MCH neurons are involved in forgetting hippocampus-dependent memories"
https://science.sciencemag.org/content/365/6459/1308

講演テーマ:「レム睡眠と記憶」

寝ると記憶が良くなる、と言われていますが、神経科学的には未だにメカニズムを説明することが出来ていません。特にノンレム睡眠の後に現れるレム睡眠は、脳が活発に活動して夢を見ている睡眠とされますが、記憶に与える影響は記憶を良くする結果と、悪くする結果に分かれていました。今回、食欲などを司る古い脳である視床下部にあるメラニン凝集ホルモンを作る神経が、レム睡眠中に活動し、記憶を消去していることが明らかになりました。この神経回路は、夢を覚えられないことにも関わっている可能性もあります。

過去のScience Cafe

第1回:「セレンディピティ」と「ぶれ」と「ずれ」
東京医科歯科大学 統合研究機構 先端医歯工学創成研究部門 創生医学コンソーシアム 教授 武部 貴則 先生

第2回:「スロー地震ってなんだ?」
京都大学防災研究所附属地震予知研究センター 学振特別研究員 西川 友章先生

第3回:「免疫と共生」
慶應義塾大学 薬学部 生化学講座 教授  長谷 耕二先生

第4回:「ヒト進化における大脳皮質拡大の謎の解明に向けて」
慶應義塾大学医学部生理学教室 教授 岡野 栄之先生

第5回:「食と健康ー食・栄養シグナルの分子レベルでの解明ー」
京都大学大学院生命科学研究科 教授/ 東京農工大学大学院農学研究院 特任教授 木村 郁夫先生

第6回:「EGFR(Epidermal Growth Factor Receptor)遺伝子変異陽性非小細胞肺癌におけるがん免疫応答抑制機構の解明」
名古屋大学大学院医学系研究科 微生物・免疫学講座 分子細胞免疫学 教授
国立がん研究センター 研究所 腫瘍免疫研究分野 / 先端医療開発センター 免疫トランスレーショナルリサーチ(TR)分野 分野長 西川 博嘉先生

お問合せ先

Science Japan Office 担当:吉川 / 谷 
E-mail: science_cafe@asca-co.com

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