Science

  • 2020.08.21
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第5回Science Cafe 開催(2020年9月25日)

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Science Japan OfficeよりScience Cafeのご案内をさせていただきます。

Science CafeではScience及び姉妹誌にその論文が掲載された日本人研究者の方を講師にお招きし、ご研究内容の紹介のみならず、その発見・成果に至った経緯やマインドセットなど、革新的研究にまつわる貴重なご経験をウェブセミナー形式でお話しいただきました。

講演日時

2020年9月25日(金) 14:00-14:40

講演者: 木村 郁夫先生  

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京都大学大学院生命科学研究科 教授 
東京農工大学大学院農学研究院 特任教授

掲載号:Science 2020年2月28日号
"Maternal gut microbiota in pregnancy influences offspring metabolic phenotype in mice"
https://science.sciencemag.org/content/367/6481/eaaw8429.full

講演テーマ:「食と健康ー食・栄養シグナルの分子レベルでの解明ー」

古くから"医食同源"の概念として知られる様に、食生活は生体内の恒常性を調節しており、その調節機構の破綻は生活習慣病に繋がります。近年、食と健康の関係が単なる現象論だけではなく、科学的根拠に基づいて証明されるようになり、この結果、食と栄養などの外界と身体内部の境界である腸は、まさに生命にとって最重要器官であるとの認識が成されています。その中で私たちは食事として摂取し、腸から吸収されることでエネルギー源となる脂肪酸が単なるエネルギー源としてだけではなく、血中を介しホルモン様作用を示す生体シグナル分子として、各種組織に発現する脂肪酸受容体を介した生体エネルギー代謝に深く関与することに着目し、食・栄養シグナルの分子レベルでの生体応答機構の解明を進めてきました。

過去のScience Cafe

第1回:「セレンディピティ」と「ぶれ」と「ずれ」
東京医科歯科大学 統合研究機構 先端医歯工学創成研究部門 創生医学コンソーシアム 教授
武部 貴則 先生
第2回:「スロー地震ってなんだ?」
京都大学防災研究所附属地震予知研究センター 学振特別研究員 西川 友章先生
第3回:「免疫と共生」
慶應義塾大学 薬学部 生化学講座 教授  長谷 耕二先生
第4回:「ヒト進化における大脳皮質拡大の謎の解明に向けて」
慶應義塾大学医学部生理学教室 教授 岡野 栄之先生

ウェブセミナー開催時にいただいた質問について
以下のURLにてご紹介しております。
https://www.asca-co.com/blog/science/entry20201008185251.html

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