ASCAの人材育成Human Resource Development

ASCAの人材育成とは?

ASCAは翻訳者を「育成」します

これまで翻訳者になる=トライアルに合格するための教育には多様な選択肢が用意されてきたものの、いったん翻訳者に「なった後」のスキルアップについては翻訳者自身に任されているのが実情でした。

しかし、メディカル翻訳においては医学研究の進歩に伴う専門性の高度化が進み、個人の努力ではカバーするのが難しくなっています。加えて、翻訳者には業務の効率化やキャリア形成なども自身の問題としてのしかかってきます。

そこで、ASCAは翻訳者の育成に力を入れています。登録した翻訳者には研修の機会やフィードバックを提供し、継続的にステップアップしていけるようサポートします。また、トライアルでは翻訳者としての実務経験よりも、ASCAとともに成長していける方かどうかを重視しています。

トライアルについて

1.トライアルの基準

ASCAは、常時優秀な翻訳者を求めています。トライアルでは、医学、薬学、科学などの知識と日本語・英語の基礎的言語力(表現力・解釈力)を重視しています。実績や学習歴・職歴も考慮に入れ、長く協調関係を築けることを基本に採否を決定しています。

トライアルには非常に厳しい基準が設定されており、トライアルの合格率は5%以下です。しかし、課題は1年ごとに更新されていますので、たとえ一度不合格であっても、あきらめずにぜひ再チャレンジしてください。そうした前向きな姿勢も評価の対象となります。

2.ヒアリング

トライアル試験に合格された方には、採用担当者がヒアリングを行っています。バックグラウンドやお仕事の状況のほか、経歴書からは伺えないプロ翻訳者としての姿勢やあり方について、また、医学に対する知識と関心、PCスキルや将来のビジョンなどもお聞きしています。

これらのことは、ASCAのスタッフと価値観及び目的意識を共有し、意義ある仕事をしていく上できわめて重要と考えています。

計画的な育成プロセス

1.育成計画に基づく業務発注

業務を通じて着実にスキルアップできるよう、プロジェクトマネージャ(PM)により翻訳の難易度やボリュームを考慮した割り当てを行っています。案件を順次こなしていくうちに、特定分野に強い人材へと成長できます。

また、達成度のレベルを4段階(S~B、新人)に分けており、中堅~ベテランの方のボトムアップにも注力しています。

2.フィードバックシステム

自己の翻訳の評価と問題点を把握していただくため、ASCAレビュアーやネイティブチェッカーが手を入れた原稿や、お客様のチェックを経て最終化された原稿を随時返却します。成長できるかどうかは本人しだいですが、ASCAはそのお手伝いをいたします。

専門性を高める情報提供

広報誌「ASCA Bulletin」

ASCA Bulletinは、翻訳に関わるすべての人々に向けた広報誌です。

単に翻訳の技巧や知識を取り上げるのではなく、いかにクライアント-翻訳会社-翻訳者の三者が距離を縮め、良好な関係を築くか、という視点からさまざまな情報を発信しています。

詳しくは下記ページをご参照ください。
https://www.asca-co.com/company/bulletin.html

ASCA Academy

「集中講義」と「単発講義」があり、「集中講義」は選ばれた受講生に限定し、トップ翻訳者が直接指導します。
"知って得する"「単発講義」にはユニークな講師陣が登壇。翻訳テクニック、医薬知識、業界情報など、様々な側面からアプローチします。

詳しくは下記ページをご参照ください。
https://www.asca-co.com/blog/asws/

ASCAのコラボレーション事例

1.社団法人日本翻訳連盟主催「ほんやく検定」

(社)日本翻訳連盟(JTF)が、産業翻訳に従事する翻訳者の育成と新たな人材の発掘を目的として実施する「JTFほんやく検定」に協力しています。

2.ILCメディカルコース(東京・大阪)トライアル試験(春・秋)

技術翻訳育成に定評のあるILC国際語学センターメディカル上級コース修了者および卒業生を対象に、希望者の方にトライアル試験を実施しています。

3.アルパ・リエゾン治験翻訳講座卒業生トライアル

治験翻訳のスペシャリストを育成するための「治験翻訳講座」修了生を対象に、トライアルを実施しています。

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