AIKO SciLingualとは

アスカコーポレーション(ASCA)は、会社のミッションである「一日でも早く新薬を患者さんに届ける」ため、
医学・医薬特化のAI翻訳「SciLingual」を搭載した 「AIKO SciLingual(アイコ サイリンガル)」を提供しています。

AI翻訳プラットフォーム「AIKO SciLingual」
の実力を、
ぜひお試しください。

特徴

01

ライフサイエンス分野に特化したAI翻訳エンジン「SciLingual」を搭載

臨床試験レジストリ、医薬品データベース、臨床・基礎医学文献などの公開されているデータを基に、ASCAが自ら翻訳して作成した対訳データを学習。これによりライフサイエンス分野に特化した高精度なAI翻訳を実現しています。

02

万全のセキュリティ対策

AIKO SciLingualは、ユーザーのデータ保護を最優先に設計されています。搭載されている全ての翻訳エンジンにおいて、入力された文書やデータの二次利用は一切行わず、翻訳内容が外部に漏洩するリスクを徹底的に排除。プライバシーと機密性をしっかりと守ります。
安心・安全な翻訳サービスを、ぜひご体感ください。

03

「ライフサイエンス特化」だけではない多彩な魅力

ライフサイエンス分野に特化した「SciLingual」の他にも、GoogleやMicrosoftなどの汎用型のAI翻訳エンジン、さらには生成AIを活用した翻訳エンジンなどを搭載。以下の9つの翻訳エンジンを標準搭載し、最大で36言語の翻訳に対応しています。ご利用用途に応じて、各翻訳エンジンの選択が可能です。

04

8つのファイル形式のファイル翻訳に対応

Word、Excel、PowerPoint、PDFなど、8つのファイル形式に対応しています。OCR機能も搭載し、スキャンPDFも含めて、レイアウトや元ファイルの形式を維持した状態で翻訳ファイルを取得できます。
※PDFファイルに関してのみ、翻訳ファイルはdocx形式かpptx形式でのダウンロードとなります。

翻訳の編集・確認をサポートする機能

01

対訳ビューでの翻訳結果表示

翻訳結果を一文ごとに原文と対になった形式で表示。これにより、翻訳結果のより詳細な確認、編集がスムーズに行えます。

02

複数翻訳エンジンの同時比較

搭載された複数の翻訳エンジンの翻訳結果を同じ画面で比較可能。最適な訳文を選択しやすく、品質向上に役立ちます。

03

用語登録・フレーズ登録機能

単語や文章単位で用語集・フレーズ集を登録でき、翻訳精度をさらに高めることができます。

04

翻訳結果の保管

AIKO SciLingualで翻訳された原文と翻訳文はAIKO SciLingualのドキュメント一覧に保管されます。ドキュメント一覧を含め、翻訳原稿や訳文はユーザー本人のみが閲覧可能。セキュアな環境でいつでも過去の翻訳結果を確認できます。

05

翻訳結果や用語集の共有機能

AIKO SciLingualでは翻訳結果の画面や、用語集・フレーズ集を、同一企業内の指定ユーザーと簡単に共有できます。個人での翻訳作業はもちろん、チームでの情報共有や協働作業にも最適です。

06

ユーザー管理機能

管理者ユーザーは、各ユーザーの月間利用状況や最終ログイン日時などを管理画面から簡単に確認できます。アカウント数単位でのご契約のため、利用頻度の低いユーザーのアカウントを、必要に応じて他のユーザーに付け替えることが可能です。

導入企業の事例紹介

搭載翻訳エンジン

SciLingual

ASCAが独自開発のしたライフサイエンス特化型翻訳エンジンです。日本語と英語、日本語と簡体中国語の翻訳に対応。評価指標としてはBLEUで60ポイント、COMETで0.8を超えるスコアを示し、薬剤商品名の正答率については94%と、高い精度を誇ります。

BLEU(Bilingual Evaluation Understudy)

機械翻訳を含めた自然言語処理モデルの出力品質を評価するスコアで、研究分野で最もよく用いられている指標です。翻訳文が正解訳とどれだけ一致しているかを数値化し、表現力や正確さを客観的に測定します。
スコアは0〜100で、数値が高いほど品質が高いことを示します。一般的に30以上が高品質とされています。

COMET(Crosslingual Optimized Metric for Evaluation of Translation)

ニューラルネットワークの技術を用いて機械翻訳モデルの品質を評価するための指標です。人間の評価との相関が高いのが特徴で、近年では従来指標のBLEUなどの代わりに用いられることが増えています。事前学習済み言語モデルを利用し、原文、翻訳文、および正解訳を入力として、翻訳の品質をスコアで算出します。 COMETのスコアは−1から1の範囲で出力され、1に近いほど高品質な翻訳、0付近は普通、負の値は低品質な翻訳を示します。

Google

Google社が開発する翻訳エンジンです。
36言語に対応し、高品質かつスピーディな翻訳を実現します。

Microsoft

Microsoft社が開発する翻訳エンジンです。
シンハラ語、タガログ語以外の34言語に対応し、幅広い用途でご利用いただけます。

Papago

NAVER社(韓国)が開発する翻訳エンジンです。韓国語の翻訳精度に強みがあります。
日本語、英語、韓国語、中国語 (簡体字および繁体字)、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語に対応しています。

ヤラク

八楽株式会社が提供する独自開発のエンジンです。シンプルで端的な訳文が特徴で、ポストエディット作業にも最適です。

GPT-4.1

OpenAI社が開発した大規模言語モデル(LLM)の「ChatGPT GPT-4.1」。プロンプト次第で翻訳精度や表現を自在に調整可能です。
AIKO SciLingualに搭載されたモデルはOpenAI社とのBAA契約に基づき、米国の患者の個人情報保護について定めたHIPPA法に適合した不正利用監視のためのデータ保管が発生しないセキュリティ環境で運用されています。

GPT-4.1mini

GPT-4.1の高速版です。こちらもOpenAI社とのBAA契約に基づく、米国の患者の個人情報保護について定めたHIPPA法に適合した不正利用監視のためのデータ保管が発生しないセキュリティ環境で運用されていいます。

Claude 3.5 Sonnet

Anthropic社(米国)が開発した大規模言語モデル(LLM)の「Claude 3.5 Sonnet」。一般的に、他のLLMに比べて日本語の出力が流暢であると言われています。不正利用監視のためのデータほかんは発生しません。

※AIKO SciLingualに搭載のClaudeは、Amazon Bedrock経由で提供しています。

Gemini Flash 2.0

Google DeepMind社が開発した大規模言語モデル(LLM)の「Gemini」。他の主要な生成AIエンジンと比べてより深い理解力を持つと言われており、文脈を加味した翻訳文の生成を期待できます。AIKO SciLingualに搭載のGeminiは不正利用監視のためのデータ保管に関しオプトアウトの承認を得ています。

オリジナルAI翻訳エンジン

お客様からデータを共有いただき、オリジナルのAI翻訳エンジンを作成、AIKO SciLingualに搭載して提供します。臨床、非臨床、CMC、治験実施計画書、治験薬概要書など、会社全体での構築はもちろん、特定の分野や文書タイプに合わせたオリジナル構築も可能です。