Science Pick Up! 「Science News 3月3日付記事:幹細胞治療が「成熟期」に ― 日本で2つの条件付き承認」

2026.03.10

  • Science

今回はScience News 3月3日付記事に掲載されたDennis Normile氏による『Stem cell therapies ‘come of age’ with two conditional approvals in Japan(幹細胞治療が「成熟期」に ― 日本で2つの条件付き承認)』人工多能性幹細胞(iPS細胞)が、疾患を有する心臓や脳の治療に役立つ可能性、についてご紹介します。

本Newsは、新聞記事などでも紹介されている、2月19日に厚生労働省の専門部会が重症心不全とパーキンソン病に対するiPS細胞を用いた再生医療製品の国内での販売承認を了承したというニュースを受けて書かれた記事です。日本での承認プロセスが迅速であったことに対する専門家の意見、ES細胞を用いた他国での臨床試験との比較、治療課題など様々な側面からこの出来事を分析しています。(その後、3月6日には厚生労働省による両製品に対する条件及び期限付き製造販売承認の取得が認められたと発表されています。)

重症心不全患者の治療に使用されるiPS細胞由来心筋細胞シート「リハート(製品名)」を開発したクオリプス株式会社の青山純也先生からは2025年のScience誌投稿論文『Flexible nanoelectronics reveal arrhythmogenesis in transplanted human cardiomyocytes(フレキシブルナノ電極が、移植したヒト心筋細胞における不整脈の発生を明らかにする)』に関してもコメントを頂戴しており弊社でもご紹介しております。

また、Newsでは住友ファーマ株式会社および株式会社RACTHERAにより開発されたパーキンソン病治療のためのiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞「アムシェプリ(商品名)」の承認と今後の取り組みについても紹介されています。また、『iPS細胞製品化〜苦節20年近くの快挙』として弊社のコラムでも取り上げております。

2006年に京都大学 山中伸弥先生がマウスの皮膚細胞からのiPS細胞の作製成功を発表されてから20年の時を経て、iPS細胞はついに医療の現場に登場しようとしています。今夏の市販予定、本格承認に向けた動きは世界からも注目されていることが伺えます。

Science News 3月3日付 “Stem cell therapies ‘come of age’ with two conditional approvals in Japan

(執筆:松田)

※本記事で引用されている翻訳、用語は機械翻訳をもとに作成しています。正確な内容は原文をご確認ください。
※記事の内容は筆者の解釈に基づいており、AAAS/Scienceまたはライターの公式見解を示すものではありません。 ご意見・ご感想などは是非「お問い合わせ」までお知らせください。


Science Pickupアーカイブ

その他のScience Pick Up!記事


Science Japan Officeからのお知らせ
▼第54回Science Café  3月24日開催(参加者受付中!)
『2,3-ジヒドロベンゾフランの光化学的骨格転位を経由するアシル基の1,2トランスポジション ―骨格編集による創薬加速の可能性― 』
▼2025 Breakthrough of the year日本語版
▼Science誌におけるAI使用ガイドライン(日本語版)を公開


Scienceでは様々な広告・求人サービスを提供しています

▼Scienceの広告サービス
▼Scienceの求人サービス
▼ Scienceほか姉妹誌の日本語タイトルを含むメールマガジンJapan Highlightsの登録受付中

アスカコーポレーションのサービス

▼医薬翻訳サービス
▼AIKO SciLingual (AI翻訳プラットフォーム)

CONTACT US

サービスご提供までのプロセスや御見積など、
なんなりとお問い合わせください。

お問い合わせ
無料お見積はこちら 翻訳者のトライアルはこちら