2019.12.03
Neural MTの登場から3年が経ち、翻訳のイベントやセミナーでは必ずと言っていいほど機械翻訳 (MT) が取り上げられるようになり、翻訳関係者に限らず多くの人々の関心を集めています。しかし、MTは翻訳者の仕事を代替するのか、MTはどのような条件で受容できるのか、ポストエディット (PE) はどうあるのが望ましいのかなど、最も根源的なところへの答えはこれまで示されていません。
MTは「銀の弾丸」ではありません。目的意識を持って、適切な使い方で使わなければ効果が出ないツールだと私たちは考えています。一方で、MTは優れた技術であり、ASCAのミッションである「翻訳を通じて世界中の人々の生命と健康を守ること」に貢献してくれるであろうことも確信しています。
そこで、ASCAはMTに関する情報発信と意見交換を通じて、MT技術を効果的に活用できる環境を築いていくために、登録翻訳者・チェッカーの皆様を対象として「ASCA MT Workshop」を開催することといたしました。ASCA MT Workshopはオンライン会議形式をとり、最新のMTの情報やASCAの取り組みを紹介します。同時に実務に携わる皆様の意見をお話しいただく機会にもしたいと考えており、活発なディスカッションの場になることを期待しています。
頻度や回数は未定ですが、毎回テーマを決めて定期開催していく予定です。第1回は、12月10日と16日の2回開催いたしますので、ご都合の良い方の日程にご参加いただけます。年末の多忙な時期ですが、皆様のご参加をお待ちしています。
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追記:フォーム内の12月10日(火)の時刻に誤りがありました。正しくは上記概要のとおり14:00~15:30です。お詫びの上訂正いたします。