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  • 2022.04.06
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Science Advertorial: Diversity is the focus

「Diversity is the focus」というタイトルで始まるScience Advertorialの記事が3月25日号に掲載された。佐賀大学が、日本のダイバーシティのモデルとなり、この領域をリードするための取り組みが紹介されている。

2018年の時点で、日本の大学における女性教員の比率は、OECDに加盟する29ヵ国中で最下位であり、理系学部に入学した女子学生数の順位も最下位である。2017年、佐賀大学はダイバーシティ推進室を立ち上げ、ダイバーシティに取り組むことを正式に宣言した。

多様性のあるキャンパスにすることで、女子学生や留学生が増やし、より革新的な研究につながる仕組みを用意したのである。兒玉学長は、日本人の労働時間が長いと言われていることに触れ、多様な人材が増えれば、働き方の幅が広がり、職場環境も改善される、とも付け加えている。女性教員は、さまざまな理由から国際的な人脈を築く機会が少なく、海外渡航の機会も少ないのが現状で、彼女たちが共同研究プロジェクトを立ち上げる支援をしたいとも伝えている。

荒木副室長は、コロナ禍をプラスに考え、インターネットを通じて情報を得たり、海外の研究者と共同研究究する機会が増え、デジタルメディアを通じて、佐賀大学の優秀な女性研究者層の活躍と成果をアピールするチャンスであると考えている、という。取り組みの一つとして、佐賀大学の女性教員を紹介するウェブサイト 「Musubime(結び目)」 を展開し、多様性と多国籍性に重点を置いて、ソフトウェア工学から持続可能な水利用まで、代表的な研究分野を幅広く取り上げている。

元は英語版であるが、今回は日本語も用意されている。

是非、佐賀大学の取り組みを多くの人に知ってもらいたい。

https://www.science.org/content/resource/diversity-focus

先生方のかっこいい写真が印象的である。

当初、今更「女性の活躍」をテーマに記事にすることには議論があったようである。

それでも、今だから理系の女性の活躍を後押しする仕組みを世界に紹介するには意味がある。

将来のキャリアに不安がある理系の女性は、ぜひ佐賀大学をノックしてほしい。新しい人生がきっと開けると。

Musubine(結び目)https://musubime.saga-u.ac.jp/

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