コラム

  • 2021.08.06
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ドラッグストアの商品情報をスマホで翻訳

8月5日付の日刊工業新聞に、eBASE社が、ドラッグ店向け、12万点の医薬・日用・化粧品の特徴を、スマホで翻訳文を提供するサービスを始める、というような記事が掲載された。eBASE社は、ドラッグストアに来店した外国人客が多言語で医薬品などの商品情報を検索できるアプリケーションソフトを開発し、ASCAが機械(AI)翻訳機能の仕組みを提供し、この度のサービスが実現した。

来日した外国人客が、自身のアプリ内のカメラで店頭商品のバーコードを読み取ると、中国語、韓国語、英語の中の言語を選べば商品の特徴や利用方法などを無料で得ることができるという優れものである。

コロナ禍によりインバウンド需要は止まったままではあるが、eBASE社は、アフターコロナを見越し、9月には今回商品化された「ドラッグストアナビ」提供を始める。

従来の翻訳サービスでは多大な手間と費用と時間がかかったが、AIの進歩で不可能が可能になった。固有名詞、コピーなど、精度には不十分な個所も見受けられる。それでも従来は店内で外国語のわかる定員さんを探し、尋ねるしかなかったわけである。ドラッグストアにとっても、本国に帰ってしまった外国人のアルバイトを再度集めるのも難しい。このサービスが定着すれば、外国語のわかる店員を採用する必要が減る。外国人のお客様にとっては買い物のストレスが減り、自分で自由に選択する利便性を得ることができる。

その上、ASCAに依頼いただけば、翻訳の精度を上げることも可能。

未来を見据えたサービスに注目してほしい。

eBASE社のプレスリリース:https://www.ebase.co.jp/news/news2021/news_2021_08_05.html

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