ニュース

  • 2020.06.30
  • ニュース

第2回Science Cafeから学んだこと

京都大学防災研究所附属地震予知研究センターの西川友章先生による「スロー地震ってなんだ」と題した第2回Science Cafeが先週26日に終了した。前日25日早朝に千葉で震度5の地震が発生し、近畿、四国方面での"ゆっくりすべり地震"の報道もあり、まさに、のタイミングだった。 そもそも私は「スロー地震」のという存在も言葉も知らなかったが、東北大震災にスロー地震が影響を与えていた、という今回の研究報告にとても衝撃を受けた。スロー地震とはゆっくり断層がすべる現象で、1日1センチ、カタツムリより遅いのだと。そんな働きが、巨大地震による破壊拡大を抑えたり、起こりうる巨大地震の大きさの推定に役立つ、という研究成果である。研究や観測は予想外、まさかの連続であり、常識にとらわれず、予想外の発見を大切にすることが重要である、と。人生もまさに、である。

南海トラフ地震は起こるか、という質問に対し、先生は、必ず起こる、と。ただ、何十年先なのか、どの規模なのかはまだわかっていないのだと。スロー地震の研究が進んでいけば、エリアの特定や、リスクがわかるのかも知らない。 リスクがわかれば覚悟も対策も取れるというもの。 世界中に研究者がいて、新型コロナ感染の影響で、船に乗って研究することはできないけど、オンラインで毎週ミーティングをして、今までより密なコミュニケーションが取れているそうだ。

こうした研究者の日々の苦労と努力が私たちの生活を守ってくれることにつながる。 質問をたくさん頂いたのに、うまく対応できなかったことが残念だった。次回はQ&Aを工夫したい。

次回は「免疫と共生」、慶応大学の長谷先生にご登壇いただき「免疫と共生」についてのお話をいただく。コロナ対策に欠かせない免疫力を上げるためのヒントになるに違いない。

7月29日(水)14:00~。是非参加してみてほしい。

「サイエンス誌に載った日本人研究者」と題してScience や姉妹誌に載った日本人の研究をまとめた冊子を毎年発行している。アーカイブを含めて希望者に送れるようにした。1回目に登壇いただいた武部先生や、2回目の西川先生のコラムも2019年度版掲載されている。 世界の科学界での日本人の活躍が嬉しい。 是非申し込んでほしい。

Science/Signaling/STMに載った日本人研究者2019お申込み先: https://www.asca-co.com/blog/science/entry20200317145755.html


デジタル公開も間もなく。 乞うご期待。 その研究がどのように私達世界に影響を与えていくのか、ワクワクドキドキの発見ばかりだ。応援したいし、頑張ってほしい。

続きはこちらへ https://asca-co.tumblr.com/

ページの先頭へ