Science Japan Meeting 2018― 日本の科学の未来を創る ―

  • home
  • Science Japan Meeting 2018 ― 日本の科学の未来を創る ―

Science / AAASJapan & Science / AAAS:
For the Future of Science and Innovation in Japan

Science Japan Meeting 2018が無事終わりました。 Scienceとは長く仕事しているものの、本国からトップを呼んでイベントをするのは初めての試みです。 Scienceの素晴らしさを日本で披露しようと思って企画したのがきっかけでした。

Scienceの発行人であるMoran氏は、日本のcitationが世界4位、ずっと横ばいのまま、一方中国の躍進はすさまじい、と報告し、Holt博士は、世界の科学政策のポイントは予算であること、Malcom博士は、科学の世界においてもdiversityが重要で、いかに自分たちが取り組んできたかを熱く語ってくれました。

日本側も、産学から、予算のつけ方、若手の育成、企業、大学の取り組みの事例をお話しいただきました。

多くの皆様に参加いただき心より御礼申しげます。

日本が世界の科学界に大きな影響を与えられるように、皆で頑張っていきたい、と意を決した次第です。科学が元気になれば日本の未来も明るい、と。

開催概要

日時 2018年9月20日(木)13:00~20:00
会場 Tokyo American Club(東京都港区麻布台2-1-1)
参加者 Science、姉妹誌に掲載された研究者、大学関係者、 企業の皆様など、科学振興に努めておられる方々(招待者のみ)。

プログラム

開会挨拶

Mr. Bill Moran

Publisher of Science Family of Journals, AAAS

<プロフィール>
Science および姉妹紙の Publisherとしての責任に加え、Custom Publishing、大学や研究機関などのアウトリーチ、国際協力など新しいサービスの導入にも大きく貢献。中国支社(北京)を立ち上げ、中国科学アカデミーとの Partner Publishing を成功させるなど、海外とのコラボレーションにも精力的に活動している。

プログラム解説

基調講演

"Advancing Science Through Publishing, Communications, and Advocacy."

Dr. Rush D. Holt

Chief Executive Officer and Executive Publisher of Science Family of Journals, AAAS

<プロフィール>
教員、科学者、管理者、政策立案者を歴任。1987~1998年米国エネルギー省傘下のプリンストンプラズマ物理学研究所 (Princeton Plasma Physics Laboratory) 副所長、1999年~2015年ニュージャージー州選出の下院議員。ニューヨーク大学物理博士課程修了。

プログラム解説

講演1

"The Other Impact Factor AAAS: Supporting Diversity in Science"

Dr. Shirley M. Malcom

Director, Education and Human Resources Programs (EHR), AAAS

<プロフィール>
ワシントン大学で動物学学士、UCLAで同修士号、ペンシルベニア州立大学で生態学博士号を取得、その後、国内外の大学より13の名誉学位を授与される。高校で理科の教師、大学で生物学を教える傍ら、国立科学財団(NSF)の科学教育部のプログラム・オフィサーを歴任。
その後はHoward Heinz Endowment 米国自然史博物館、モーガン州立大学などの理事を歴任し、教育改革と科学技術教育やキャリアなどに取り組む多くの国家委員会委員長を務める。カーネギー・コーポレーション元理事。現在はAAASおよびアメリカ科学アカデミーのフェロー。 2003年には国立アカデミーから最高位であるPublic Welfare Medalの賞を授与された。

プログラム解説

講演2

『若手研究者を支援するしくみ-次世代の主役を育てずに生き残る国はない?』

永野 博 氏

AAASフェロー
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センター特任フェロー・研究主幹

<プロフィール>
1973年科学技術庁入庁、2001年鹿島建設(株)エンジニアリング本部次長、2002年に文部科学省国際統括官及び日本ユネスコ国内委員会事務総長を経て2004年には文部科学省科学技術政策研究所長。科学技術振興機構研究開発戦略センターフェロー、2006年より科学技術振興機構理事、2007年から政策研究大学院大学教授(現非常勤講師)、2008年よりイーター国際核融合エネルギー機構財務監査委員会委員長、2009年より中国科学院科技政策・管理科学研究所招聘教授(現在)、2011年から経済協力開発機構(OECD)グローバルサイエンスフォーラム(GSF)議長、2014年より文部科学省技術参与、2015年には慶応義塾大学特別招聘教授(現訪問教授)、2015年研究・イノベーション学会会長(現顧問)、2016年よりAAASフェロー。

プログラム解説

講演3

世界レベルの研究拠点を作る:WPI-AIMRの活動

小谷 元子 氏

東北大学大学院理学研究科教授, 材料科学高等研究所(AIMR)所長

<プロフィール>
1983年東京大学理学部数学科を卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程で微分幾何学を学び、理学博士。1999年より東北大学大学院理学研究科助教授を経て現職。2012年より東北大学WPI-AIMR原子分子材料科学研究機構(現 材料科学高等研究所)長。マックスプランク研究所(独)、高等科学研究所(IHES)(仏)、ニュートン研究所(英)など短期・中期の海外研究歴がある。2005年に自然科学の分野で、顕著な研究業績を修めた女性科学者に贈られる第25回猿橋賞を受賞(「離散幾何解析学による結晶格子の研究」)。日本学術会議会員、日本数学会理事、総合科学技術イノベーション会議員を務める。

プログラム解説

講演4

Expectation on Academic Research & collaboration for Innovative Drug Development

古賀 淳一 氏

第一三共株式会社専務執行役員・研究開発本部長

<プロフィール>
京都大学農学部卒、医学博士(京都府立医科大)
日本ケミカルリサーチ株式会社取締役研究開発本部長、アムジェン株式会社/武田バイオアムジェン株式会社取締役開発推進本部長を経て2009年に第一三共株式会社に入社、2017年より現職。
日本製薬工業協会 ICH プロジェクト委員(国際ガイドライン作成)、バイオ医薬品委員会委員、一般社団法人バイオインダストリー協会理事、文部科学省ライフサイエンス委員会創薬研究戦略作業部会委員、一般社団法人産業競争力懇談会(COCN)実行委員など多方面で活動。

プログラム解説

まとめ

田中 愛治 氏

早稲田大学総長, 元・世界政治学会(IPSA)会長

プログラム解説

 

懇親会

主催者等

主催 株式会社アスカコーポレーション
共催 Science/AAAS(米国科学振興協会)
後援 産業競争力懇談会(COCN)
協賛 ユサコ株式会社
お問い合わせ 谷 美雪  mtani@aaas.org
佐々木 薫 ksasaki@aaas.org
ページの先頭へ