新年のごあいさつ
みなさま、新年おめでとうございます。本研究会が発足してまもなく1年、試行期間を含めると2年あまりが経過し、この間作成した日本語抄録は469本になりました。
最近はEBM(evidence based medicine)ばやりで、どこへ行っても「エビデンスは
あるか?」「エビデンスを出せ」と言われる時代になりました。同時にITの進歩に
よって、キーワードを入れれば簡単に文献が検索でき、しかもアブストラクトはた
いてい無料で、それが「エビデンス」として使われる例も見かけます。しかし、ふだん文献を読んでいて感じるのは、いわゆる一流雑誌とされるジャーナルでもかな
りいい加減な研究や不適切な考察が掲載されていることがまれではありません。
(査読がどのようにされているかを想像すれば、無理もないことです。人のことは
言えませんが)。またアブストラクトにいたっては、字数制限があるとはいえ、まとめ方が不適切なものが多く、記載内容が本文と食い違っているものすらあります。このような状況のなかで核医学を健全に発展させるために、論文発表された研究内容を正しく、ときに批判も交えて、日本の読者に伝えることの重要性を痛感し
ています。今後も、EBM時代に対応する核医学の文献センターをめざして活動を続
けたいと考えていますので、ひきつづきみなさまのご支援をよろしくお願いします。
