ふーちゃんの(続)英語医学論文作成術 スタート!
若手研究者・医師に英語論文を自分でどんどん書いてほしいと願って、「インターネット時代の英語医学論文作成術-プロが使っている究極のワザ」(中山書店) (以下、英医論作)を著してから2年。この間、あまたの学術誌に次々と新しい日本人投稿者が出現し、嬉しいことにサイエンス誌にも驚くほど多くの日本人著者が登場しました。
一方、相も変わらず、うまく書けない、これでいいのかと悩む人たちの多いことも痛感します。
この間、翻訳・英文校正の数々の案件を通し、論文を書くにあたって是非知っておいて戴きたい事柄がいくつかメモに溜まってきました。
こうした内容を、本欄を使って、「英医論作」をレビューしながら追加・補正・強調を行いたいと思います。ご質問やコメントなど、どんどんメール(services @asca-co.com)して下さいね。
アスカコーポレーション翻訳担当取締役
田村房子
第1回目:医学論文の種類と投稿規定
「Abstractの書き方」を再開する前に、英語で書く医学論文にはどんな種類があるのか、「投稿規定」とは何か、をはっきり理解していただくことが大切、と思うのです。Biomedical Journalsには統一ガイドライン「Uniform Requirements for Manuscripts Submitted to Biomedical Journals」があるのはご存じですね(「英医論作」Chapter 2, Lesson 7)。
さっそく、ホームページにアクセスしてみましょう。( http://www. icmje.org)Updated October 2007版です。
まず「I. Statement Of Purpose」の「I. C. How to Use the Uniform Requirements」に注目下さい。
Example
Authors therefore need to become familiar with the specific instructions to authors published by the journal they have chosen for their manuscript--for example, the topics suitable for that journal, and the types of papers that may be submitted (for example, original articles, reviews, or case reports)--and should follow those instructions.
Explanation
著者は、投稿先として選んだジャーナルに公表されている「specific instructions to authors(投稿規定)」、たとえば、トピックがそのジャーナルに合っていることや投稿論文の種類(原著か総説か、症例報告かなど)について、よく知っておく必要があり、その規定に従うこと、と述べてあります。「原著」か「総説」か「症例報告」かで、論文の構成はかなり異なります。
Abstractの構成まで異なります。さあ、ここから始めましょう。
次回は「論文の構成」についてです。実際の論文の種類によってどのように構成が異なるのかを説明します。9月1日の更新をお楽しみに。
2008年8月吉日
サイエンス日本事務局
ASCAは、サイエンス誌を発行する米国科学振興協会(AAAS: American Association for the Advancement of Science)からの委託を受け、日本事務所を引き受けています。
▼サイエンス日本事務局について
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